2009年12月17日

■「がくっぽいどコンテスト結果発表」を観て思ったこと

GACKTの声を使ったボーカロイド「がくっぽいど」を使った
作品のコンテストの結果発表がニコ動で生放送してました。
プレミアム会員じゃないので観れないだろうと思って
タイムシフト機能を使って、無事視聴。

参加総数255作品、しかも参加していない作品までも
観て回ったそうで彼の本気度が凄まじいほど伝わります。
多忙な中を真剣に一つ一つ観て回ったらしく、
流石のGACKTもこんな感じの言葉が出てました。
「本当に、大変だった・・・」
「泣いたね・・・すごい量で」
「もうね・・・ほんと勘弁して」
本当にグロッキー状態だったみたいです。

それにしても思いのほか熱く語ってましたね、
実際、風邪引いて熱(38℃)があったみたいですが。
私も最近はめっきりですが、作曲するんで、
曲の構成とか、歌詞の意味とか、プロの視点での
感想が聞けたのは、人様の作品の話でしたが、
とても有意義で、ためになりました。



そんなコンテストの話も良かったんですが
自分の中で一番収穫だったのはマリスミゼルの話。

優秀賞の作品をあれこれ解説している時に
「昔の歌い方に似てる・・・マリスの時とかね」とか
「"Ju te veux(ジュテヴ:マリスの曲)"に似てるね」とか
マリス時代の話をしていたのが印象的でした。
というのも、マリスを脱退した当時、
あまり良い流れじゃない形での脱退だったので
いちファンとしては「何故?」としか思えませんでした。

あの頃はヴィジュアル系全盛期で、マリス以外にも
あれこれ聴いてましたが、少なくともマリスを超える、
厳密に言えばGACKTを超えるヴォーカリストのいる
バンドはなかったと思います。あのヴィジュアルに
素晴らしい歌唱力がありながらの脱退。
正直ショックでした。

それからソロ活動をはじめ、しばらくはCDも買ってましたが
マリス脱退のはっきりとした原因が見えないままだったので
自分の中で起こるモヤモヤしたものが処理しきれず
次第に興味が薄れていきました。まぁ懐具合が
厳しくなった事が離れる主な要因ですが、それは置いといて。

以前からマリスからソロへのサウンドの変化で
彼がやりたい音楽の方向性は分かってはいましたが、
はっきりとした答えとして理解出来なかったんですが
その長年のモヤモヤが昨日のGACKTの話で払拭できました。

雪月花-The end of silence-/斬 ~ZAN~<通常盤>

雪月花-The end of silence-/斬 ~ZAN~<通常盤>

  • アーティスト: GACKT,GACKT.C,Chachamaru
  • 出版社/メーカー: Belta Records
  • 発売日: 2009/12/09
  • メディア: CD




それは番組の最後に新曲「雪月花」の説明をした時に言及していて、
彼は数年前からアメリカンでもブリティッシュでも
ジャーマンでもない、日本ならではのロック・・・
「ジパングロック」を追求したいという思いが強くなったそうで、
少しずつ日本的な要素を入れた作品を作り続け、その流れの一つに
新曲「雪月花」が出来た、という経緯があったそうです。

マリスのサウンドもゴシック風でありヨーロッパ風の
音楽表現なので、日本ならではの独自性はない
(日本人が作り、日本語で歌ってはいるが)ですが、
GACKTの中では、そういう○○風の表現をすればするほど
葛藤があったそうです。

その葛藤の果てに、彼の「ジパングロック」という
方向性が生まれた。その言葉を聞いて私の中で長年抱えていた
「何故=モヤモヤ」が取り払われた思いがしました。



話は戻って。番組で今回のコンテストの曲をCD化する話が出ました。
突発的なアイディアなんで、今後それが本当に可能かどうか
協議がなされるそうです。中には「がくっぽいど」ならではの
曲があるので、本当に歌えるのかどうかも確認する必要が
あるそうですが、もしCDが発売されたら買おうと思います。
そうなると数年ぶりにGACKTのCDを買うことになりそうです。

本当にCD化が実現されるように応援します!
ラベル:ニコニコ動画
posted by ドミナント at 00:00| Comment(0) | 音楽全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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